福山リビング新聞社が運営する女性のための生活情報サイト 福山のイベント・グルメ・エンタメ・お出かけ情報満載!
※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.373
Q 顎(あご)の骨の量が少ない場合、インプラントを行うのに適した厚みに骨を再生する方法があると聞きました。
インプラント治療は、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込む手術です。上顎(じょうがく)の奥歯のすぐ上には上顎洞という空洞があり、インプラント治療に利用できる骨の厚みには限りがあります。歯周病などで歯を失うと、骨まで大きく吸収されてしまい、十分な長さのインプラントを埋入できない場合があります。
そこで、上顎洞のスペースを利用して骨を再生させる「サイナスリフト法」という技術を用います。この部位に骨を再生させるために、上顎洞の粘膜を挙上させ、骨との間にできたスペースに人工骨や自分の骨を移植することで、インプラントを埋入するのに十分な量の骨を増生することができます。
次回は、サイナスリフト法でも利用される骨の再生を促進する再生医療について、お話しします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2024年7月12日号掲載)
COPYRIGHT FUKUYAMA LIVING SHINBUNSHA ALL RIGHT RESERVED.