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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.326
Q 骨の再生を促進する再生医療とは、どういったものなのでしょう?
A 前回(7月15日号)上の奥歯を失って骨が大きく吸収されてしまった場合、「サイナスリフト法」で上顎洞(じょうがくどう)に骨を増やす必要があることをお話ししました。この時、骨の再生を促進させる目的で人工骨の移植とともにPRPを注入することがあります。PRP(Patelet Rich Plasma)とは、患者さん自身の血液から抽出した血小板を多く含む多血小板血漿(けっしょう)のことです。血小板には人間の体内で血を止めたり、血管を直したり、細胞を増やしたりする働きがあり、その中には骨の再生の源となる血管新生、線維芽細胞活性化、コラーゲン産生などを助けるさまざまな成長因子が含まれます。
ただし、この再生医療は厚生労働大臣から認可を受けた設備の整った病院でなければ提供できません。詳しくはかかりつけの歯科医院に相談を。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2022年7月29日号掲載)
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