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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.308
Q 前回(10月15日号)は、嚥下(えんげ)障害について伺いました。今回は誤嚥について教えてください。
A 私たちは食べ物を口に入れると、それを噛(か)み砕いてひとかたまりにし、喉に送り込みます。この時、瞬時に気管の入り口が閉じて食道の入り口が開き、そこに飲食物が入っていきます。この瞬時の動きを嚥下反射といいます。
摂食嚥下機能が衰えてくると、この嚥下反射の反応が鈍くなり、気管の入り口に飲食物が入り込んでしまう誤嚥を起こしやすくなります。
誤嚥が頻繁に起こるようになると、それを原因とする誤嚥性肺炎も起こりやすくなります。栄養状態が低下している人ほど、肺炎になるリスクが高まります。咳(せき)、痰(たん)、発熱が肺炎の三大症状ですが、高齢者ではこれらの症状がはっきりとは出ないことがあります。元気がない、食欲がないといった様子が、肺炎のサインである可能性もあるのです。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2021年10月29日号掲載)
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