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痔の原因について
Ｑ 巻き爪の治療「ガター法」について教えてください。
先端を斜めに切った長さ１・５�冂�度の先述したチューブを、陥入した爪の先端から爪の側縁に沿って挿入します。挿入したチューブと爪を糸で固定し、さらに瞬間接着剤、アクリル樹脂で接着固定します。
ガター法を行った後は、痛みは軽減し、肉芽組織も縮小していきます。重症例では、ワイヤー法やテーピング法の併用により効果が上がります。炎症は、２週間から２カ月程度で消退し、テーピングに変更します。
ガター法は、生来の爪の幅を狭くすることもない治療法なので、爪母を壊してしまうフェノール法などと比較し、術後長期間を経ての、爪の変形や痛み、歩行困難などの後遺症が発生する心配がない方法です。
Ｑ 軽度の陥入爪は？
Ａ 爪の側縁が皮膚に食い込まないようにするために、爪の側縁先端に、ガーゼや綿花などを詰めて、爪の側縁先端がその周囲組織を傷つけるのを防いで治療させる方法もあります。この方法は、深爪の程度が軽い症例にしか効果がありません。
山本裕（ゆたか）先生
【この記事の問い合わせ】
山本醫院 福山市引野町北2-8-28
TEL：084（943）2777
※このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。（「リビングふくやま」2021年10月15日号掲載）
