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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.300
今回は梅雨と歯周病の関係について。
A ある研究で、気温が急降下した春先や台風などの通過で気圧が変化した時などに、歯周病が悪化する傾向があることが分かりました。梅雨前線の通過後も、要注意。メカニズムは不明ですが、生態の恒常性のバランスが気象変化によって崩れ、免疫力が低下することが原因のようです。
細菌の感染によって発症する「歯周病」。気象変化があってから1〜3日後、急性化が起こるとされています。この時間差は、歯周病菌などの菌に対する免疫反応を引き起こすのに2〜72時間、歯周病菌が歯周ポケットに侵入してから増殖して炎症を起こすまでの時間と考えられます。
歯周病予防は、日頃の適切な歯磨き、プラークや歯石の除去が大切。気象状況を見ながら、気圧や気温の変化が起きそうだと予測される時期は、洗口剤の使用や歯科衛生士による口腔(こうくう)ケアなど、早めの予防措置を心掛けてください。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2021年6月25日号掲載)
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