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リビングふくやま 2024年12月13日号|福山リビング新聞社が運営する女性のための生活情報サイト 福山のイベント・グルメ・エンタメ・お出かけ情報満載!|リビングふくやま.com
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このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。 | 福山リビング新聞社が運営する女性のための生活情報サイト 福山のイベント・グルメ・エンタメ・お出かけ情報満載!

下肢静脈瘤のセルフケアについて

Q 足の血管が浮いてきて、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という病気かもしれません。自分でできる改善法はありますか。

 
 A 下肢静脈瘤は、静脈の逆流防止弁が壊れるために、血液が逆流して心臓に戻りにくくなり、足に血液がたまることで起こります。
 この逆流防止弁は、残念ながら一度壊れたら治すことができません。軽度の静脈瘤で、湿疹などの皮膚炎がまだないなら、生活習慣の改善や体操などのセルフケアを行うことで静脈瘤が目立たなくなることがあります。また、弾性ストッキングの装着も有効です。

Q 生活習慣の改善とは?

A 下肢静脈瘤の発生や進行は、生活習慣、特に立ち仕事などの職業と深い関係があります。下肢静脈瘤の手術を行って根本的な治療をしても、生活習慣の見直しが必要になります。例えば、10時間以上連続の立ち仕事の場合などは、途中でこまめに休憩を入れて足を上げる。座ってできることは座ってやる…などです。体操やマッサージで、下肢にたまった血液を心臓に戻して、足の静脈の負担を軽くしたり、筋肉のポンプ作用を強くして、血液の戻りをスムーズにさせたりすると、静脈瘤が改善します。
 また仕事をしながらつま先立ち体操をしたり、就寝前に、仰向きに寝て両手足を上に上げてぶらぶら振る(「ゴキブリ体操」等といわれています)など、生活の中にセルフケアを取り入れていくことが必要になります。
 弾性ストッキングは、基本的に昼間に履きます。朝起きた時に履き、夜、風呂に入るときに脱ぐと良いでしょう。

山本裕(ゆたか)先生
 
【この記事の問い合わせ】
山本醫院 福山市引野町北2-8-28
TEL:084(943)2777

※このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。
(「リビングふくやま」2021年4月9日号掲載)
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