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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.294
前回(3月12日号)に引き続き、インプラントの歴史についてお話を伺います。
A 前回お話ししたように、インプラントの発明は第二次世界大戦によって失った手足を補うことが発端です。
インプラントは整形外科医のブローネマルク博士が考案したのですが、彼の出身国はスウェーデン。皆さんご存じの通り、スウェーデンは第二次世界大戦に参戦していません。インプラントという世紀の大発明をしたにもかかわらず、義手や義足の需要は少なく、彼はもっとたくさんの需要はないものかと考えました。
そこで、代替案として考えられたのが「歯」でした。当時、入れ歯で困っている人はたくさんいたからです。
顎の骨にインプラントを埋入することでそのインプラントを固定元にして、歯を作り、もう一度、歯があった頃のように、噛(か)めるようにしようという研究が行われるようになったのです。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2021年3月26日号掲載)
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