福山リビング新聞社が運営する女性のための生活情報サイト 福山のイベント・グルメ・エンタメ・お出かけ情報満載!
※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.293
Q インプラント治療に興味があります。その歴史は長いのでしょうか。教えてください。
A インプラントは、戦争で手や足を失った人に対して、骨にじかに結合することができる、義手や義足が作れないか…と考えたのが発端です。その歴史は、第二次世界大戦のころまでさかのぼります。
当時の人々は、どんな金属であれば、骨にじかに結合できるのか、ということをまず、調べました。金・銀・銅・鉛…など、いろいろな金属が試されましたが、結果的に、チタンだけが骨に強固に結合するということが分かりました。
これにより、戦争などで手足がなくなった人に対して、義手や義足の接続部としてチタンの金属を利用し、失った体の一部を補う「インプラント」が発明されるに至ったのです。
次回は引き続き、インプラントの歴史についてお話しする予定です。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2021年3月12日号掲載)
COPYRIGHT FUKUYAMA LIVING SHINBUNSHA ALL RIGHT RESERVED.