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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.286
前回(11月13日号)に引き続き、むせた時の対処法について、伺います。
A 食事中にむせてしまった場合、食事を一時中断し、前かがみの姿勢を取り、せきをするよう促します。気管に入ってしまった食べ物などを外へ出すことが大切です。介助者は背中をさすりながら落ち着かせて、十分落ち着いたら、一度大きくお口を開け、強く息を吐き、のどに残る食べ物や痰(たん)を出してもらいましょう。強く背中をたたいたり、むせた瞬間にお水を飲むよう促すのは良くありません。かえって誤嚥(ごえん)の危険性を高めてしまいます。
「またむせたらどうしよう…」という恐怖心から、軟らかいものばかりを食べ、栄養が十分に摂取できなくなってしまうことがありますが、むせる恐怖から食事の摂取量が減ったり、栄養が偏ったりしてしまうと、体力が低下し、食べられなくなってしまいます。
食事はできるだけ取って、不安な場合は専門職に相談してみましょう。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2020年11月27日号掲載)
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