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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.277
Q: インプラント治療は、顎(あご)の骨にチタン製の人工歯根を埋め込む手術。骨の量が少ない人の場合、インプラントを行うのに適した骨を再生する「サイナスリフト法」について、お話を伺います。
A: 上顎(じょうがく)の奥歯のすぐ上には上顎洞という空洞があり、インプラント治療に利用できる骨の厚みには限りがあります。歯周病などで歯を失うと、大きく骨まで吸収してしまうことがあり、十分な長さのインプラントを埋入できないことがあります。
サイナスリフト法は、上顎洞のスペースを利用して、骨を再生させる技術です。この部位に骨を再生させるために、上顎洞の粘膜を挙上させ、骨との間にできたスペースに人工骨や自分の骨を移植することで、インプラントを埋入するのに十分な量の骨を増生することができます。
次回は、サイナスリフト法でも利用される骨の再生を促進する再生医療について、お話しします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2020年7月10日号掲載)
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