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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.255
Q:今回は、口臭と舌の汚れの関係についてお話を伺います。
A: 口臭の原因は複数ありますが、口腔(こうくう)内の細菌が舌苔(ぜったい)に付着し、舌表面にある古い粘膜や食べ物のカスなどのタンパク質を分解する際に「硫化水素」という物質が発生します。これが、口臭の原因の一つです。舌苔が口臭の直接の原因となり得るというわけです。
口臭を防ぐためには、舌の清掃が大切。専用の舌ブラシを使い、舌苔を落とします。ポイントは優しく丁寧に行うこと。水に浸した舌ブラシを舌苔の一番奥に当て、軽い力で手前に引いてください。この時強い力をかけると舌を傷つけてしまうため、優しく行いましょう。一度引くごとに、舌ブラシを水で洗います。これをブラシに汚れがつかなくなるまで繰り返しましょう。キレイに舌苔を落とせるはずです。
ただし、やり過ぎには注意してください。舌の清掃は1日に1回、起床時のみで十分です。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2019年8月9日号掲載)
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