土屋先生の噛めるはな歯（し）　vol.246

Ｑ：前回（2月23日号）に引き続き、低栄養についてお話を伺います。

Ａ：　前回は、低栄養の人に見られる特徴（表）についてお話ししました。ご飯を食べられないと、もちろん栄養を満足に取れませんよね。ものを食べるために必要な噛（か）む力や飲み込む力が衰えることで、低栄養につながります。食事をするためには、噛む力や飲み込む力、摂食嚥下（えんげ）機能が必要ですが、高齢者の低栄養を招く要因の中で大きいのが、この摂食嚥下機能の低下です。
　食べるスピードが遅くなった、咳（せき）の力が弱くなった、よくむせる、うがいがうまくできないといったことがあるなら、食べる力が低下しているサインと言えます。毎日の食事や生活でチェックしてみましょう。

◆低栄養の特徴◆
・食事を残すことが多くなった
・顔つきが変わった
・風邪をひきやすくなった
・傷や床擦れが治りにくくなった
・しばしば「疲れる」と言うようになった
・歩幅が狭くなってきた
・歩く速度が遅くなってきた
・転びやすくなった

　

　
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土屋歯科医院　御船町1-12-6
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※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。（「リビングふくやま」2019年3月16日号掲載）