土屋先生の噛めるはな歯（し）　vol.245

Ｑ：前回（2月16日号）に引き続き、低栄養についてお話を伺います。

Ａ：　高齢期になると、低栄養による体力低下が問題になってきます。外見や生活動作から、低栄養を発見できることもあります。表の項目に該当が多いほど、低栄養の可能性が高くなります。かかりつけの病院や、介護食を扱っている薬局などで相談してみましょう。
　また、体重やBMIでも低栄養に気付くことができます。前回の体重測定の時からどのくらい減ってきたかを見ます。半年で体重3kg以上の減少の場合は、要注意です。
　低栄養状態になると、エネルギーを確保するために筋肉や皮下脂肪を分解してしまうのでやせていくのです。

・食事を残すことが多くなった
・顔つきが変わった
・風邪をひきやすくなった
・傷や床擦れが治りにくくなった
・しばしば「疲れる」と言うようになった
・歩幅が狭くなってきた
・歩く速度が遅くなってきた
・転びやすくなった

　

　
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院　御船町1-12-6
TEL：084（931）5701

※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。（「リビングふくやま」2019年2月16日号掲載）