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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.237
Q:前回(10月13日号)に引き続き、歯の「変色」について伺います。
A: 着色は歯の表面に付着したコーヒーや紅茶のステイン、たばこのヤニなどが原因であるのに対して、変色はさまざまな理由によって、歯の色そのものが変化してしまったものを言います。
変色の原因には先天的なものと後天的なものがあります。先天的な変色の原因は、生まれ持った歯の色がもともと暗い色をしているとか、お母さんのおなかの中にいるときに、何らかの都合の良くない刺激が母体に加わることで、後に生えてくる赤ちゃんの歯の色が変色する場合があります。例えば、妊娠中、ある種の抗生剤をお母さんが飲んだら、その薬の影響で変色することも知られています。
「先天性ポルフィリン症」や「低フォスファターゼ血症」などの全身的な病気でも、歯が変色するケースがあります。
このように歯の変色には、いろいろな理由があります。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2018年10月27日号掲載)
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