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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.230
Q:6月23日号に続き、歯科医院の見分け方を伺います。今回は、根管治療と歯周病治療について。
A: 虫歯が進行して歯の神経にまで達した場合に必要になるのが根管治療です。基本的な治療ですが難易度が高く、手間と時間がかかる割に保険点数が非常に低いので、状態が悪いとすぐに抜歯という診断になる歯科医院も少なくありません。保険診療でもしっかりと1回に時間をかけて丁寧な治療をしてくれるかが、ポイントになります。
歯周病は細菌による感染症です。菌を失くしてしまえばいったん症状が改善しますが、完全に滅菌するのは難しく再発がつきもの。菌を調べるための唾液検査・細菌検査→治療→予防・メンテナンスまで治療システムがトータルで確立されているかが重要です。重度の場合は歯周ポケットの奥まで徹底的に除菌するために歯茎を切る歯周外科治療を伴うこともあるので、感染対策の滅菌設備が整っているかにその姿勢が表れるといえます。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2018年7月14日号掲載)
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