福山リビング新聞社が運営する女性のための生活情報サイト 福山のイベント・グルメ・エンタメ・お出かけ情報満載!
※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.207
Q:今回は態癖(たいへき)について、伺います。
A: 日常生活の中で無意識に行う全身に関連した習慣的行動のことを態癖といいます。これらは歯列の変形や歯の移動、顔面非対称、顎関節症、全身のゆがみにつながることが知られています。生活習慣の中で多く見られる態癖は、頬杖と寝方にあります。長時間持続して顎や歯に力が加わると5gほどの弱い力であっても顎の位置や歯並びに影響を及ぼします。
人間の頭の重さは成人で5kg前後あるので横向き寝やうつぶせ寝で歯を押さえた形で寝たり、頬杖で頭の重さを支えると、顎や歯に持続的な力が働いて歯並びが悪くなります。また、歯周病のある方は歯がグラグラしてきたり、歯がしみたりする原因にも。他にも、机に顎を乗せて読書したり、腕枕をして寝ることも態癖の一つです。私生活で自分が当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2017年7月22日号掲載)
COPYRIGHT FUKUYAMA LIVING SHINBUNSHA ALL RIGHT RESERVED.