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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.206
Q:前回(6月24日号)に続き、悪習癖の一つ、舌癖(ぜつへき)による歯への影響について伺います。
A: 上下の歯の間に舌を挟んだり、飲み込む時に舌を突き出したりすることを、舌癖といいます。 舌癖があると、舌が内側から歯を押す力が外側から押さえる唇や頬の筋肉の力よりも強くなり、歯並びに悪影響を及ぼすだけでなく、サ行、タ行、ナ行、ラ行が舌たらずな発音になることもあります。
また舌癖とは少し異なりますが、普段、口で呼吸をしていると上顎へ舌圧がかからないため、上顎の歯が内側に倒れこみ、噛み合わせが悪くなる場合もあります。
幼少期の成長発育段階では、歯の生え変わりによる違和感から舌をもてあそんだりすることもあるため、より注意をする必要があります。
次回は、成人で見られることも多い態癖(たいへき)についてお話しします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2017年7月8日号掲載)
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