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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.205
Q:指しゃぶりが起こす歯への影響について教えてください。
A: 1歳頃の指しゃぶりは生理的な行動なので心配はありませんが、長期間指しゃぶりが続いていると、歯並びの異常を引き起こします。例えば、上下の前歯が噛み合わない開咬(かいこう)、出っ歯や歯並びがガタガタになる叢生(そうせい)、顎骨(がっこつ、がくこつ)の成長抑制など、さまざまな異常を起こす可能性があります。
こうなると口が閉じづらくなることや、食べ物を飲み込みにくくなる場合があり、骨格の成長発育にも悪影響が。歯がしっかり生えてくる2〜3歳頃には指しゃぶりを卒業できるようにしましょう。なかなかやめられないからと焦らないことが大切。手をつないで寝てあげたり、日中だけでもやめることができれば褒めてあげると良いです。
次回は、悪習癖の一つである舌癖による歯への影響について。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2017年6月24日号掲載)
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