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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.201
Q:乳児の歯磨きの始め方について、伺います。
A: 赤ちゃんにとってお口の中を触られることは慣れないことなので、口腔ケアを始める前に、環境や意識づくりから入ることが大切です。
実際に口腔ケアが必要となるのは歯が生え始めたころからですが、急ぐ必要はありません。初めに萌出する(生えてくる)下顎(かがく)前歯は唾液で常に洗い流される(自浄作用)ので、虫歯になりにくいからです。次に萌出する上顎前歯は唾液による自浄作用があまり期待できず、虫歯になる可能性があるので、上顎前歯が萌出する生後9カ月ごろに歯ブラシを使えていることが望ましいです。歯ブラシの練習を始めるのは、口に物を入れても舌で押し出してしまう原始反射=舌挺出(ぜつていしゅつ)反射が消え、指しゃぶり・おもちゃをなめる・しゃぶる行為が見られる生後4カ月ごろからとなります。
次回は、生後4カ月から始める歯磨きの練習についてお話しします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2017年4月8日号掲載)
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