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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.200
Q:今回は、歯のホワイトニング後に生じる色の後戻りについて、伺います。
A: 診療室で行うホワイトニングであれ、自宅で行うホワイトニングであれ、歯を白くきれいにすることが可能です。でも、約半年から1年が経過すると歯の色みが少し戻ってきたように感じることがあります。これには理由が2つあります。
一つはホワイトニング後の歯の表面構造が失われることに起因します。通常、歯の表面は角柱構造で中の黄色い組織が見えやすい状態。ホワイトニング後は球状となり、光が表面で乱反射するため歯が白く見えます。この球状構造が約半年から1年の間に、歯磨き・食事により磨耗。角柱構造に戻り、再び中の色が見えるようになるのです。
もう一つの原因は着色物質です。ホワイトニング後は着色物質が沈着しやすい無垢(むく)な状態なので、コーヒーやポリフェノールの多い食べ物を控えることや日頃から歯のクリーニングを欠かさないことが大切です。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2017年3月25日号掲載)
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