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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.188
Q:前回(9月10日号)に続き、インプラント手術時の静脈内鎮静法と痛みや不安について伺います。
A: インプラントの手術は、一般的には局所麻酔という、普段の歯科治療で用いる麻酔下で行います。しかし、インプラントの手術は場合によっては2時間以上かかることもあり、患者さんに苦痛が伴います。特に全身疾患に罹患(りかん)している患者さんは、血圧の変動や感染へのリスクが高まります(前回参照)。それを克服するため、静脈内鎮静法があります。
静脈内鎮静法は、麻酔薬により手術中の不安を取り除けるだけではなく、術後も手術中の事を覚えていないことが多く、ストレスを大きく軽減できます。ただし、高度に専門的な知識が必要になるため、設備の整った歯科医院や大学病院での治療をお勧めします。
近年、歯科においても、高度で専門的な知識・技術が要求される時代となり、このようなチーム医療が必要とされています。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2016年9月24日号掲載)
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