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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.186
Q:前回(8月6日号)に続き、歯科でのマイクロスコープ(手術用顕微鏡)の利用について。
A: マイクロスコープを用いて歯科治療を行うと、肉眼では見ることが困難な、歯の削合時の細かい凹凸、歯の根の治療の隠れた神経、審美領域における外科処置やかぶせ物の適合の状態、歯のひび割れなど、さまざまなことを観察できます。
また、マイクロスコープで見た映像をモニターで見てもらうことができ、CTと同様、患者さまの治療への理解にも大きな威力を発揮します。
このように良いことづくめに思えますが、前回もお話ししたように、マイクロスコープは非常に高額であることと使用には高度な技術が必要となるため、一部の歯科医院でしか導入されていません。最近では細かい歯の根の手術や治療に、顕微鏡の使用が保険で認められるようになりました。
かかりつけの歯科医院にマイクロスコープがあれば、一度相談してみてはいかがでしょうか。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2016年8月20日号掲載)
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