福山リビング新聞社が運営する女性のための生活情報サイト 福山のイベント・グルメ・エンタメ・お出かけ情報満載!
※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 痔は夏に悪化しやすい?
Q:痔(じ)は、季節によって症状が出やすい病気ですか?
A: 痔は、季節に影響されやすく、夏にも悪化しやすい病気です。また、生活習慣病という一面があり、食生活や排便習慣などに左右されて悪化することがあります。
Q:夏に悪化する原因は何ですか?
A: 次のような原因がが挙げられます。
夏には多量の汗をかくので、肛門が不潔になりやすく、また長時間座っていると肛門が蒸れてしまいます。
冷房がよく効いた場所に長時間座っていると肛門の冷えやうっ血が強くなります。また、冷たい飲み物をたくさん飲むと下痢になりやすくなります。逆に水分の摂取不足から便秘になると、排便時に強くいきんで肛門に負担がかかります。下痢や便秘などの排便異常は、痔の悪化につながります。ビールなどアルコールの大量摂取にも要注意です。入浴時に、湯船にゆっくりつかって心身ともにリラックスすると、肛門の血の巡りが良くなり、痔の予防効果は大ですが、夏には、シャワーで済ませてしまうことが多く、これも痔の悪化の原因になります。
また、暑い時は辛いものを良く食べますが、たくさん食べると、肛門への刺激が強くなり痔が悪化します。
痔は生活習慣の改善で良くなることが多く、また早期なら、薬などで治すことができるので、こじらせないうちに、早めに専門医の受診をお勧めします。
【この記事の問い合わせ】
山本醫院 福山市引野町北2-8-28
TEL:084(943)2777
※このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。
(「リビングふくやま」2016年8月6日号掲載)
COPYRIGHT FUKUYAMA LIVING SHINBUNSHA ALL RIGHT RESERVED.