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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.175
Q:前回(2月27日号)に続いて、「顎(がく)関節症」。
A: 顎関節症は、7つの治療法があります。
〔1〕噛み合わせ治療 歯科矯正や全顎的な歯科治療で噛み合わせを整える
〔2〕認知行動療法 ブラキシズム(歯ぎしりや食いしばり)や左右どちらか一方で噛む癖など、顎関節症の原因となる悪習慣を本人に取り除かせる
〔3〕物理療法 痛みを軽減するために、患部を温めたり冷やしたりする
〔4〕運動療法 開口や顎(あご)を動かす訓練で、口がよく開くようにする
〔5〕スプリント療法 スプリントという歯列を覆う装具を装着し、顎関節や筋肉への負担を軽くして、歯ぎしりや食いしばりの害を緩和する
〔6〕薬物療法 薬で痛みや炎症を鎮め、筋肉が固まっている場合は筋弛緩(しかん)剤を用いる
〔7〕外科療法 関節内部の物質を洗い流す「関節腔(くう)内洗浄療法」、関節円板と骨の癒着をはがす「関節鏡手術」など
詳しくはかかりつけの歯科医院に相談を。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2016年3月12日号掲載)
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