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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.174
Q:前回(2月13日号)に続き、「顎(がく)関節症」について。
A: 「硬い物を食べたら顎(あご)が痛くなったが、しばらくしたら治った」という程度の軽い症状を含めると、日本人の二人に一人は何らかの顎の異常の経験があるといわれます。このように、顎関節症は自然に治るものがあり、必ず悪化していく疾患ではありません。患部を安静にする、問題のある生活習慣を改善する、薬を服用するなどの治療で、80%の人は良くなります。
重症になると手術が必要となったり、めまいや痛みなど症状が全身におよび、開口障害で食事の摂取が困難になったり、精神的にも影響を受けるなど、日常生活に支障を来すほどの症状に苦しむ患者さんもいます。病院では、顎関節症の原因を解消する治療、痛みなどを緩和する治療が、それぞれの症状に応じて組み合わせて行われます。
次回は、顎関節症の具体的な7つの治療法についてお話しします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2016年2月27日号掲載)
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