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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.172
Q:「顎(がく)関節症」って、どんな病気ですか。
A: 顎関節症の患者数はここ十数年で15倍にも増加しています。10代半ばから増え始め、20代〜30代がピーク。女性の罹患(りかん)率は男性の2〜3倍といわれます。主な症状は、次の5つです。
〔1〕痛み 口を開け閉めする、食べ物を噛むなど顎(あご)を動かした時、顎関節および周辺の頬(ほお)やこめかみが痛む
〔2〕開口障害 正常では縦に指3本分(4〜5cm)入るが、2本程度(3cm)かそれ以下しか入らない
〔3〕関節雑音 顎を動かすと耳の前付近で「カクカク」「ジャリジャリ」「ミシミシ」などの音がする
〔4〕噛み合わせの違和感顎の関節や筋肉の問題で顎の動きに変化が生じ、噛み合わせが変わる
〔5〕閉口障害 非常にまれだが、上下の歯列にすき間ができ、口を完全に閉じられなくなる
自然に治る軽症のものから、日常生活もままならないほど重症の患者さんもいます。次回は、顎関節症の原因について。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2016年1月23日号掲載)
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