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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.170
Q:前回(12月5日号)に引き続き、セラミックの治療について。
A: 従来の金属を使った被せ物メタルボンドは金属が酸化し、年数がたつと自分の歯との境界が黒く変色することが…。現在ではオールセラミックのように、金属を使わない治療が前歯などの審美性を要求される部位では主流となってきます。近年では、被せの内側にジルコニアや二ケイ酸リチウムガラスという材料でフレームを作り、その上にセラミックを焼き付ける方法が一般的です。 ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれ、色が白い上に非常に固く、さらに陶器の材料を焼き付けます。加工が難しく、高度な技術が必要です。
二ケイ酸リチウムは、金属を鋳造するのと同じように、溶かしたセラミックを鋳込んでフレームを作ります。透明感があり、固さは天然歯と同じくらい。神経を残し、薄く歯を削らないといけない場合に適しています。
次回は歯肉のメラニン色素除去について。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2015年12月19日号掲載)
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