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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.160
Q:前回(7月11日号)に続き、動物の歯について。
A: ヒトを含む雑食動物の歯は、肉食動物と草食動物のちょうど中間の形をしていて、どんなものでも食べられるようになっています。この歯の進化こそ、人類が発展した一番の要因かもしれません。
人間の歯は親知らずも含めて全部で32本。そのうち、犬歯が4本、前歯が8本、臼歯は大小合わせて20本。普段は意識しないこの歯の構成に、実は食に関する大切な情報が隠されています。
32本の歯を上下左右の4等分にすると、1区画が8本です。1区画の内訳は、肉を噛み切る犬歯1本、野菜をかじる前歯2本、穀物をすりつぶす臼歯5本。肉や魚を「1」食べるなら、その2倍の野菜と5倍の穀物を食べるのが、人間の理想の食事の在り方なのです。肉・魚・野菜は副食であり、穀物はお米・パン・麺類などの主食です。
皆さんも日ごろの食生活を、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2015年7月25日号掲載)
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