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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.146
Q:前回(12月13日号)に続き、インプラント(チタン製人工歯根)の老化対策について伺います。
A: インプラント製造後、時間経過とともにチタン表面に炭素化合物が生成されると、水分をはじくようになり、骨との結合に必須な血との接触が阻害されます。
このため、最近では、窒素を充満させた工場でインプラントを製造し、製造直後に生理食塩水に浸漬することで、大気との接触を回避して「チタンの老化」を防ぐ試みがなされています。
この製造法で作られたものが「親水性インプラント」と呼ばれ、血液中に含まれるタンパク質の吸着や細胞の接着が良好となり、安定した骨との結合が得られるまでの期間が、大幅に短縮されるように。従来、下顎(あご)にインプラントが生着するのに4カ月ほどかかっていましたが、「親水性インプラント」は2カ月と、約半分になりました。
詳しくはインプラント治療が専門の歯科医院へお問い合わせください。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2014年12月27日号掲載)
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