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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.128
Q:前回(3月8日号)に続き、今回は歯並びの進化について話します。
A: ネズミ、魚、ワニなどの歯並びを想像してみてください。これらの動物は皆同じような歯並びで、悪いものを見ることがありません。また、縄文時代の人は歯並びがおしなべて良かったといわれます。原始的な動物になればなるほど固体差が少なく、歯並びも均一化すると考えられます。
歯並びが悪い人の割合は縄文時代で20%、弥生時代に入ると50%と急激に増え、現代では70%ともいわれます。食事形態が柔らかい物に変わってきたことから、顎(あご)が小さくなり、さらに、歯が摩耗しないこと、歯そのものが大きくなっていることが原因で、顎と歯のバランスが崩れ、現代人の歯並びが悪くなったと考えられます。
医学の進歩によって平均寿命が延び、人生80年といわれる現代。健康な歯の状態を長く維持するために、かかりつけの歯科医院で定期健診を受けることをお勧めします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2014年3月22日号掲載)
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