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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 鼠径ヘルニアの日帰り手術について
Q:鼠径(そけい)ヘルニアとは、どんな病気ですか。
A: 「ヘルニア」とは、何かが飛び出した状態を指す言葉です。鼠径ヘルニアとは、鼠径部、つまり腹部と大腿(たい)の境のおなか側(足の付け根部分)にできるヘルニアのことです。おなかの壁(腹壁)の弱い部分に腹圧が加わることで、腹壁に穴が開き、腸などの内臓が飛び出してくるのが原因です。これが別名“脱腸”と呼ばれるゆえんです。
腹部と大腿の境が膨れた「鼠径ヘルニア」
Q:鼠径ヘルニアは、日帰り手術ができますか。
A: 日帰り手術は可能です。手術当日の午後に来院し、手術後1、2時間の経過観察の後、問題なければ帰宅できます。
Q:手術後の通院は必要ですか。
A: 通常、1週間後と1カ月後に来院していただきます。
Q:手術後、仕事などへの復帰は、いつごろからできるのでしょうか。
A: 仕事の内容によって違ってきますが、通常、事務系の仕事なら、翌日からでも可能です。ただし、術後の痛みなどには個人差があるので、一概には言えません。
Q:これまで、鼠径ヘルニアの手術は、3、4日から1週間の入院が必要といわれましたが、なぜ日帰りできるのですか。
A: 麻酔法と手術術式の進歩により、日帰り手術が可能になりました。
【この記事の問い合わせ】
山本醫院 福山市引野町北2-8-28
TEL:084(943)2777
※このコラムは、山本醫院院長・山本裕先生に伺っています。
(「リビングふくやま」2014年3月8日号掲載)
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