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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.126
Q:前回(2月8日号)に続き、八重歯(犬歯)の重要性について伺います。
A: 犬歯は一般的に、ほかの永久歯よりも遅く生えます。乳歯の時期に虫歯があって歯のすき間が狭くなったり、顎(あご)の成長発育が不十分な場合には犬歯が正常に生えるスペースがないために、内側に生えたり、捻転(ねんてん)したり、生えきれず高い位置にとどまることがあります。
実は歯の中で、根が一番長く大きいのが犬歯です。人は噛むときにカチカチと下顎を上下に動かすだけでなく、横にも動かして物を噛(か)みつぶします。犬歯はU字形をした歯列のちょうど曲がったところにあり、横動かしの運動の起点となっているため、横動かしの力を支える目的で根が大きくなっているのです。
犬歯が理想的な位置にないと噛む力のコントロールが悪くなり、後に歯が壊れることもあります。小児期は虫歯だけでなく永久歯列がきちっと並ぶように歯科医院で管理してもらいましょう。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2014年2月22日号掲載)
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