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※次回発行は12月27日号(ネット新聞は26日アップ)です 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.122
Q:きちんと歯磨きをしているのですが、口臭が気になります。何か良い改善策はありますか。
A: 口臭の原因の多くは、口の中の細菌が食べかすなどを分解するときに発生する「揮発性硫化化合物」です。口臭は「生理的口臭」と「病的口臭」に大きく分けられます。
「生理的口臭」は誰にでも起こるもので、睡眠中や緊張したとき、唾液(だえき)の分泌量が減少すると細菌が増え、口臭が発生。これは、歯磨きやうがい、舌苔(ぜったい)の掃除で解消されます。
「病的口臭」には、虫歯や歯周病のほか、胃潰瘍(かいよう)、慢性気管支炎、副鼻腔(くう)炎や糖尿病など、何らかの全身の病気が原因となることがあります。歯や歯茎が化膿(かのう)している場合、歯科医院で治療すれば口臭は解決します。
「自分は口臭が強い」と思い込み、必要以上に気にしてしまう「心因性口臭(自臭症)」も。心配な方は、一度かかりつけの歯科医院で診てもらうことをお勧めします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2013年12月21日号掲載)
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