北村シェフの食卓中華

「東坡肉（トンプォロウ）」

梅干しがポイント。圧力鍋で作るさっぱり風味の「豚の角煮」

　
11世紀後半の中国の詩人「蘇東坡（そとうば）」が好んで料理したといわれる「東坡肉」（豚の角煮）。今回は、特に女性のお客さんに好評の梅干し仕立てで、さっぱり風味の豚の角煮です。
　

作り方

【1】圧力鍋に豚バラブロック肉と水を肉　が浸かるくらい入れ、15分煮た後火を止め、約5〜8分加圧し調理する
　
【2】調理したブロック肉の水気を十分にふき取った後、しょうゆ少々（分量　外）を肉の表面に薄く塗る
　
【3】熱したフライパンにサラダ油（少々）をひき、肉の表面に少し焦げ目が付くくらい焼き付け（※飛びはね注意）、4等分にカットする
　
【4】洗った圧力鍋に〔A〕と調味料、〔3〕の肉を入れ、約25分煮て加圧調理する
　
【5】ホウレン草はうす塩で炒め、肉と一緒に皿に盛り付ける
　
【6】フライパンに煮汁（適量）と梅干しを入れ、水溶きかたくり粉でとろみ、　ごま油で香り付けし、肉にかけ完成

シェフからひとこと

お好みでからしを付けて召し上がってくださいね

北村達史さんプロフィル

福山市出身。「ホテルニューオータニ佐賀 中国料理 大観苑」などで修業し、現在は「食菜中華 沙華菜」（広島市中区本通）オーナーシェフ。（「リビングふくやま」2012年3月3日号掲載）