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■お知らせ 弊社発行の「リビングふくやま」は諸般の事情により今号で休刊となります。長い間ご愛読ありがとうございました。 土屋先生の噛めるはな歯(し) vol.100
Q:顎(あご)の骨がやせてしまい、下の総入れ歯が合わなくなって困っています。高齢ですのでインプラント治療に抵抗があります。何か良い治療法はありませんか。
A: 歯がすべてなくなった場合、一般的に総入れ歯を作製します。部分入れ歯は支えとなる歯があるのであまり困ることはないのですが、総入れ歯の場合は歯肉の粘膜の上に入れ歯をのせるだけなので、安定が得られにくいことがあります。また、下の入れ歯は舌や口腔(くう)周囲の筋肉、顎の動きなどに調和させて作らなければならないので、一般的に上の入れ歯よりも作製することが難しいといわれています。
さらに、下の顎には大きな神経が走っているため、顎の骨が高度に吸収されている場合は入れ歯の安定が悪くなるだけでなく、神経が露出し、鋭い痛みを感じることも。このような理由で、下の総入れ歯の作製にはさまざまな工夫が必要です。
次回は具体的な治療法についてお話しします。
【この記事の問い合わせ】
土屋歯科医院 御船町1-12-6
TEL:084(931)5701
※このコラムは、私たちの大切な歯について、土屋歯科医院理事長・土屋浩昭先生に伺っています。毎月2回掲載。
(「リビングふくやま」2013年01月07日号掲載)
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